Biome v2にてfiles.ignoreがなくなってた。公式ドキュメントを読む。
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Biome v2にて、files.ignore
がdeprecatedになっていました。
というのはまぁXなどでは色々すでに言及されているですが、 今後のためにもいっちょ公式ドキュメントを見ておこうと思います。
まず、files.ignore
の代わりはどうなっているのかというと、
files.includes
で代用することができます。
引用: https://biomejs.dev/ja/reference/configuration/#filesincludes
{
"files": {
"includes": ["**", "!**/*.test.js", "**/special.test.js", "!test"]
}
}
files.includes
はもとからあった設定項目で、ファイルのインクルードを制御するために使用されるのですが、
!
を先頭につけることで、除外のパターンを指定することができます。
廃止になったのどこに書いているのかと調べてみたところ、どうやら公式のアップグレードガイドに書いてありました。 アップグレードガイド自体はあるのですが、どうやら翻訳が間に合っていないっぽく、変更が分かりづらい理由になっているのかも? (まぁ忙しいですもんね……)
The options ignore and include are removed, and replaced by includes
それと、ほかの方法としてどうやらvcs.useIgnoreFile
という設定もあるようです。
https://biomejs.dev/ja/reference/configuration/#vcsuseignorefile
.gitignoreなどのVCSのignoreファイルを利用して、ファイルの除外を認識する機能らしいです。
オチ
ちゃんと探せばちゃんと書いてあるんですね……。 たまには公式ドキュメントをちゃんと読もうと思いました。
振り返りとしては、メジャーバージョンアップの時はとりあえずでもアップグレードガイドを読むと 大抵のことは書いてあるので、まずはそれを読むのが良いのかなと思いました。 よく考えたらLaravelなんかもそうでしたね。